ありがとう
腫瘍が見つかって限られた選択肢から“今できるベスト”はなにか? というか悩む時間があるなら少しでも早く対処したいと切除手術を決断した俺
顔の形が少し変わってしまうがそんなことよりも“生きる”ことの方が大事だとか 全身麻酔のリスクはあるがそれよりも放置するリスクの方が怖いとか いろいろあるが思い悩む時間も大してなかったというのが正直なところ それは今でも間違ってないと信じてる
エースと出会って12年半 たくさんの思い出がある いろんなとこに出かけたり いろんな犬や人に会ったり 一つ一つ振り返ってみるとたくさんの思い出も出会いも俺自身の成長も全部エースがいたからこそだったんだなぁって
生まれたばかりの娘はまだ無理だがセガレはエースを家族として認識していて エースが病気になったらかわいそうと泣いて 手術するとなればかわいそうだと泣いてくれる優しい子に育ってる それもエースのおかげなんだろうな
手術前日の朝 ウチのオーブンレンジが壊れた 愛犬のこととなんの関わりもないし重要度なんて比べるに値しないけど なんか続くもんだなぁなぁんかイヤだなぁなんて思ってた でもふと思い出したことがある そういえば長期保証に入っていたかもしれない 早速探してみると大切に保管された長期保証の証明書が見つかった そしてそれはまだ5年の期限以内だった それを見つけたヒーコーちゃんは「なんかコレでエースも大丈夫な気がする」って俺と逆なことを思ったらしい いいことは続くって
そして手術当日 万が一は考えたくはない でも手術をしたら顔の形は変わってしまう だからといって俺たち家族の中で何が変わるわけでもないがその前に家族写真を撮ろうと早起きして撮った その後エースと俺は庭で少しの間一緒に過ごした 何を思い出すわけでもないし何か考えるわけでもなかったけど 短いながらいい時間を過ごせた気がした
その後セガレと2人でエースを連れて病院へ向かった 問診から預かってもらって手術の流れ
診察台に上がったエース 歳とともに痩せていたからだが最近少しだけ体重が増えてきていた 食欲もあるし 庭に出ればほどほどに走るし ピンポーンって誰か来ればうるさいくらいに吠えるし 口は臭いけどパッと見は本当に元気で… 賢く従順で優しいエースが何かしたのかって なんでエースがって思ってた
そしたらさ 奇跡なんかな 先生が「あれ?小さくなってる!」って言うんだ 俺も腫瘍を確認する そう言われればそんな気もする 癌だと思われた腫瘍はそうじゃない可能性が高くなった 癌じゃない場合はなんなのか?って聞いたら“組織球腫”あるいは“脂肪肉腫”の可能性 ただどちらも口ではなく皮膚にできることが多いので もしかしたらただの炎症で腫瘍細胞に見えたのは皮膚の細胞だったのかもってことだった
「ブログでたくさんの人に心配されちゃったよ どうしよう」って言ったら先生は「私の誤診と言ってください」って でもそんなことは思いません 詳細な検査が難しい中で年齢とか条件的に最悪である可能性は高かったのは事実だし 可能性の中から選択をしたのは俺だからね
それから数日 腫瘍だと思われた箇所はさらに小さくなっている これはもう本当に先生の誤診…癌ではないのかな
犬と癌のことを調べれば調べるほど悪いことしか出てこない 口にできた腫瘍を調べればなおのこと 最近に肺水腫とかギリギリの状態も経験しているのでなんかだんだんと気持ちが暗く悪い方へと考え方が傾いてたな もっとプラス思考でもいいのかな
ってことで思わせぶりに書き始めたけど要経過観察になって手術は回避です
たくさん励ましの連絡やSNSでコメントをいただきました 本当にありがとうございました
おかげさまでエースは何事もなかったかのように元気に過ごしてます