エースなブログ

黒毛のミニチュアシュナウザー エースの記憶

真っ黒な天使

   

2018年1月1日午前9時30分頃 エースが永眠しました
13歳9カ月 長く短いエースな一生が終わりました

エースを愛してくれたすべての犬たち、人たちに感謝します

エースとの出会いは2004年の4月だったかな 近所のペットショップ
飼うと決めてから約1カ月 ほぼ毎日ペットショップに通ったな 犬と暮らすことが楽しみで楽しみで暮らし始めたらこのドッグカフェに行ってみようとかこのドッグランに行ってみようって調べまくった

暮らし始めると犬友達を作りたくて近所の公園に通い詰めた 偶然にもエースの妹も同じ公園で散歩してたことで親戚以上の付き合いも始まった
もっともっと友達増やしたくてホームページを作った ブログも始めた
ブログに写真アップすると黒毛なせいで顔なのかケツなのかわかんなかったんで一念発起してカメラも買った ハマってエースの写真をたくさん撮った

日本中に友達ができた シュナウザーの母国ドイツにも友達ができた
いろんなとこに出掛けていろんな友達に会った たかだか犬って共通点しかないのにみんな親切でエースを可愛がってくれた
どこかに出かけて遊べると知っていて狭いキャリーバッグに入るのが好きだった
車はもちろん 電車、新幹線、バス、船、飛行機そしてバイクにも乗ったことがある
犬なのにほとんどの乗り物に乗ってきたな

だらしない俺も家族が増えた 俺以上にエースを大切に愛してくれるヒーコーちゃん
新婚旅行は一緒に行けなかったけど帰ってきた日に飛びついてきた勢いはすごかった
調子付いてエースとヒーコーちゃんの写真展もやった

泳げないエース
ケーキのロウソクで眉毛焼いたエース
寝ると俺にケリ入れてでも自分の寝床をキープするエース
ベッドメイクがデラ下手くそなエース
階段の上り下りもできないくらい体調不良で精密検査するも結果は全く異常なしなエース
ケンカすると間に入ってヒーコーちゃん側に付くエース
走るのが大好きなエース
セガレが生まれて添い寝してくれたエース
姫様が生まれても添い寝してくれたエース
イケメンなエース

9歳くらいから心臓のケアが始まった でも元気な姿は変わらなった
ある日苦しそうに咳き込んでいたがそれが犬の咳だと知らずに苦しむ時間を長引かせてしまった 咳の原因は肺水腫だった それでもアッサリ乗り越えてくれた
その後に腎臓のケアも始まった
でも相変わらず元気なエース

だけど庭で遊んでるとき だんだんと走る距離が短くなってきた
散歩の距離がだんだんと短くなってきた 少し歩くと立ち止まる 家に向かって帰ろうとする
食べる量が減って体重が減っていった

2017年大晦日 いつもと変わらず家族全員一緒の部屋で寝た
年が明け元旦の朝 いつも通りエースを抱えて2階から降り自分のベッドに寝かせた
朝食を終え 姫様と散歩に行こうとエースを玄関まで抱えていった
玄関に下したときエースが倒れた 最初は弱った足腰で靴に引っかかってコケたのかなって思った
立ち上がろうとしたが立てずグッタリと倒れた 全身の力が抜けているのがわかった
すぐにヒーコーちゃんを呼んだ セガレも呼んだ

信じられない自分ともう別れの時が来たと理解している自分がいた

抱えて部屋に戻り寝かせた
号泣しながらカラダさすって「もういいよ ありがとう」って伝えたとき動きが止まった
カラダに耳を当てるとまだ心臓は動いていたけど まもなく止まった
いつかくるとはわかっていた でももしかしたら来ないんじゃないかって思ってたのに

犬は10年生きればじゅうぶん長生きと俺の勝手な考えがあった なのでエースには常々「苦しいならいつ逝ってもいいぞ だけど逝くときは苦しまずポックリ そして看取らせてくれ」と言ってきた 耳聞こえなかったけど
いいのか悪いのか 元旦ということもあり家族全員で看取ることができた そして倒れてから逝くまでは本当にあっという間で1分もなかったと思う

最後の最後までエースは俺の願いを聞いてくれた 本当にエースらしい最後

幸せだったかな 俺が飼い主でよかったかな

俺は犬が好き
その中でもミニチュアシュナウザーが好き
その中でも黒毛が好き
なんだけどなによりもエースが好きなんだ

偶然だったってのもわかってる
違ってれば違ったってのもわかってる
でもエースだから特別だったんだ

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